2020-07-06

弊社は家族の幸せを創る事を理念に掲げています。
それは、家族が仲良く暮らせること=良い事も嫌な事も関り合って共有する事だと思っています。そのための装置を設計で工夫をしています。
この家ではその装置の一つとしてキッチン前にワークカウンターをつくりました。お母さんはキッチンでの用事が多いものですから、その前に家族で使えるカウンターがあれば、コミュニケーションが深まるのではないかと提案させて頂きました。
吹抜を介した高窓から朝日がサンサンと輝いてこのカウンターに心地良い光がさしています。
例えば、ここで兄弟並んで宿題したり、朝ごはん食べたり、夜はご夫婦でお酒を酌み交わしても良いかもしれません。いろいろな使い方が想定されます。そういった意味でここがこの家の核になる部分だと言えるかもしれません。
今回はその部分の工事について、書かせて頂きます。
まずは予め墨出し(場所決め)をし、配管を基礎工事の時から出しておきます。
上の段のカウンターの下地を作ります。キッチンの手元を隠すため、少し高めです。
レンジフードは壁付けの製品を採用しましたので、それを取り付ける垂れ壁を天井に設置しています。キッチンから見渡しやすいようにレンジフードの大きさ分だけの小さい壁です。
キッチンを据付けます。ハウステック製の既製品のシステムキッチンです。既製品も上手に使って、デザインしています。
レンジフードの背面は杉の板を張りました。コンセントは予め配線しておきます。
キッチンが据え付けられたら、大工がワークカウンターを設置します。
カウンターは杉の積層材を使います。
カウンターの壁面は杉の板を張っていきます。短い材料で済みますので、天井の切れ端を流用します。そのため、材料代は要りません。
ワークカウンターに国産の杉を使っていますが、杉はやわらかいので、鉛筆やペンの型が付きにくいようにウレタン塗装して、カウンター面を硬くします。
上の段のカウンターと側面にタイルを貼りました。キッチン側もタイルとなります。水跳ねや、熱いものを置いても安心です。
これで、ワークカウンターの完成です。
住まれて一年になりますが、御主人の一番のお気に入りの場所となりました。家にいる時はほとんどここにおられるそうです。ご夫婦の会話が弾む事が頭に浮かびます。お子様もお父さんに宿題を教えてもらうときにこのカウンターで勉強されるそうです。
次の工程のブログはこちら→左官工事~外壁は左官職人によりスーパー白洲そとん壁Wをかき落としで仕上げる~
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