設計の仕方

 周平です。

 

 只今、新築住宅の実施設計に入っています。前回投稿したときは製図スタッフがいる1階で設計していましたが、最近は2階で行っています。2階は広く、見晴らしが良く、明るい空間となっています。一人で音楽を聴きながらリラックスして設計できますので、こういったクリエイティブな作業はこちらでする方が良いと最近気づいて、執務場所を変えてみました。

 

下の写真は立面の設計をしています。立面とは建物を外から見た設計図です。平面図(間取り)、模型を確認しながら、0.7mmのシャーペン、三角スケール、平行定規、勾配定規など、学生時代、昭和設計時代から使っている製図道具を使って手書きで設計していきます。間取りの設計段階で頭の中では立面を想像しながら立体的に設計していますが、ここでは実際に紙に描いて更に細かいところまで定規を使って納めていきます。

 

クリエイティブな作業は私の場合手書きでします。CADCGなど、コンピューターの作図が発展している昨今ですが、手書きは思った事をすぐに、俯瞰的に、思い付きのまま描いていけるので、頭の創造を止めることなく描いていく事ができます。コンピューターではいちいち数字を入れ、今、考えなくてよい細かいところが気になりますので余計な事を考えがちになります。だから私は手書きで設計作業をします。しかし、成果品はCADで図面を描きますので、こういった作業は製図スタッフにやって頂きます。私自身前の設計会社ではCAD標準委員までしていたので、結構CADは駆使していたのですが、ここ数年CADは一切使っていません。そもそも設計と製図は別物で、設計者の私は手書きで、製図スタッフはCADを使って清書するといったように社内でチームを組んで役割を分けています。

 

スケッチブックは[ANTIQUE LAIDCROQUISを学生時代から愛用しています。このスケッチブックはA4サイズでカバンに入れやすいので持ち運びに適しています。方眼を書いているものもありますが、私の場合、何にも縛られず、頭に浮かんだ事を自由に書き留めたいので方眼がないものが好きです。紙質も少し黄色く少しざらざらしていて、アンティークで気に入っています。使い方に縛られず、頭に浮かんだ事、打合せのメモなど自由に何でも描く自由帳として使っています。

 

下の写真は窓の詳細がどうなっているんだろう?とカタログで確認しています。

 

絵を描いてから、電卓を叩いて、寸法を出していきます。

 

どれぐらいの高さになるかスケールを当てて体感しています。

 

こういった事を繰り返しながら、設計作業を進めています。

 

次の工程のブログはこちら→ 解体 ~解体工事~

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