2016-03-24
数年前のお正月。 
施設に会いに行くと、壁に書き初めが並んでいました。 
曾祖母の作品には、控えめな字でこう書いてありました。 
「めざせ百才」
2年前のお正月。 
「百才おめでとう」 
そう声をかけた私の顔を、曾祖母は不思議そうに見つめました。 
もう私のことは忘れてしまったようでした。
多くの人が達成することのない目標を、強い意志を持って成し遂げました。 
自慢の曾祖母です。
先日、親族を代表して花束を渡しました。 
初ひ孫として、最後に何かすることができて本当によかったです。
ひいばあちゃん、ありがとう。

