リノベーション工事での断熱工事(西明石)

リノベーション工事での断熱工事(西明石)

今回の工事では床壁天井を全面改修する工事でしたので、新築並みに断熱工事をしました。

しかし、改修工事ですので、新築のようにスムーズにはいかなく様々な工夫が必要です。

 

まずは床です。床には断熱材が入っていませんでした。床下は換気していますので、冬の板間は冷たかったと思います。

今回は1階の床を全て撤去し、床を組みなおし、ホウ酸処理によりしっかりシロアリ予防をしてから断熱材を施工しています。

床の断熱材は厚さ60mmのスタイロフォームです。これで冬季の床の冷たさを解消し、仕上げは無垢の杉フローリングですから、裸足でも肌触りの良い床になります。

 

ベランダが低いためその下は天井裏が取れません。また、天井裏の換気ができない状況でした。しかも鉄板です。こちらも無断熱でした。暑かったと思います。鉄板の錆びがひどく進行していますが、結露が原因であったかもしれません。

天井裏換気が取れないので、ベランダの床下にくっつけて断熱しました。腐れやカビの原因となる結露は木造住宅にとって大敵ですので、少しでも湿気ないよう湿度を調整できる羊毛断熱材のウールブレス12cmを入れています。

 

玄関の増築部分は屋根の構造をそのまま見せるデザインにしましたので、屋根断熱にしました。

屋根の板(野地板)の上に木の桟(野垂木)を設置しています。

この間に木の桟より少し薄いボード状の断熱材を入れます。少し薄くしているのは屋根と断熱材の間にわざと隙間をあけ、空気層を設け、屋根の熱を排出するためです。こうすることにより、断熱をした上で屋根の構造を見せた美しい天井が仕上がります。下の写真は完成写真です。

 

2階の天井も断熱材が入っていませんでした。屋根裏の換気もできていない状況でした。

屋根裏の換気ができていいないと夏場暑い上に、結露が発生しやすくなります。これが屋根の構造を腐らせる原因となります。断熱材がなかったので尚更結露が発生しやすい状況になっています。

そのため、屋根の頂部(棟)に穴をあけ、棟換気部材を設けました。

こちらは空気が抜ける所ですが、入ってくるところも必要ですので、屋根が壁から出ている部分の裏(軒天)に要所要所に穴を開け空気が入るようにします。

屋根裏をしっかりと換気できるようにしたため、2階の天井は羊毛断熱材ではなく、高性能グラスウールを採用してコストダウンをしています。

 

続いて外壁です。工事前、外壁は粗壁で土が詰まっているものだと思っていましたが、めくってみると何も入っていない空洞の状況でした。リフォーム工事では工事に入ると予想外の事がしばしばあります。臨機応変な対応が必要です。

冬はとても寒かったと思います。夏もエアコンが効きにくい状態だったと思います。建物の構造についても壁内結露が起こりやすく、カビが発生しやすく腐りやすい状態となっていました。

外壁は羊毛断熱材のリサイクルウール品を採用しました。このような状態で納品されます。

リサイクルウールは、ウールカーペットの製造時にでるウール繊維をリサイクルしたとってもエコな製品です。リサイクル品ですが、湿気を調整する羊毛の特長をしっかりと持っています。

羊毛断熱材は防露認定も取れており、通常必要な防湿シートが不要となります。防湿シートはいわゆるビニールのシートです。多くの物件ではこのビニールのシートで室内を塞いで気密と壁内の防湿を取ろうとしますが、こうすると室内の湿気を調整しにくくなりますので室内環境はアレルゲンが発生しやすく好ましくありません。また、ビニールを張っても実際には理論通り工事するのは難しく、どっか穴があいてしまうものです。そうすると湿気を余計に壁に閉じ込めて壁内結露を起こしやすい状況をつくり、カビの発生や構造体の腐れを助長する事になります。私たちはこのように防湿シートを張っている家を揶揄してビニルハウスと呼んでいます。想像しても息苦しい家になりそうです。ですから、弊社ではなるべく断熱材に湿気を調整できる性能があるものを採用しています。こうして呼吸する家ができます。

壁の断熱材を施工してから、ボードを張って壁を補強していきます。リフォームでも壁の耐震補強がしやすい室内側から張れるダイライトMUを張ります。

更に外部では遮熱性能のあるタイベックシルバーを張ります。木の桟(通気胴縁)を設置して熱気が室内に入りにくくします。

 

このように床壁天井とすっぽりと断熱しました。全く断熱材が入ってなく隙間がたくさんあった家でしたので、これで室内環境はかなり改善されるようになりました。それだけでなく構造も腐りにくく、カビも発生しにくくなりました。こうして人にとっても家にとっても健康な家になりました。

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