2024-06-10
竹田工務店では循環型持続可能な開発を目指し、SDGsにのっとった工法や建物になるよう日々改良に努めて参ります。今回は軟弱地盤の地盤改良について工法を変えました。
これまではセメントを混入して地盤を改良していました。
セメントを混入した結果、地盤は堅固なものになりますが、解体の際、撤去が必要になり、未来に禍根を残す工法となっていました。
セメントによる地盤改良または柱状改良は、土地を売却する際、評価も低くなります。
また、セメントを使った地盤改良や柱状改良は人体の健康や自然環境に悪影響を及ぼす非常に危険な発ガン性物質である「六価クロム」が発生する恐れがあります。
今、一番多く採用されているセメントによる従来の地盤改良は環境にも人体にも悪影響を及ぼす危険性があるということです。
そのため、今回、そのデメリットを解消するためHySPEED工法による地盤改良を採用しました。
HySPEED工法は天然の砕石を使った改良工法です。
砕石を柱状に流し込む事により、 地盤の支持力を高めます。
砕石は天然の石ですので、環境に悪影響を及ぼしません。撤去も必要ありませんので土地の価値を下げることもありません。
以下、弊社の工事の様子について、ご紹介します。
地盤調査の結果、「不同沈下が懸念される地盤構成となっている」と報告がありました。
そこでHySPEED工法による地盤改良を実施しました。
HySPEED工法は電柱を立てるために使う一般的な重機で工事ができます。汎用性の高い工法であり、特別な重機を使う必要がありません。
上の写真では右に砕石の山があります。柱状に掘削して、そこに砕石を入れていきます。
ケーシングで柱状に掘ります。(上記写真)
今回、掘削の際、かなり泥が吹き上がってきました。やはり、地盤は軟弱でした。
ユンボでジョウゴのようなものに砕石を入れていきます。
砕石が入ったそのジョウゴを地中に掘削したケーシングの上に乗せます。
地中に埋まっているケーシングの中に砕石を投入します。
下の写真は完了した部分です。砕石を詰め込んでいるだけですので、基礎工事の際、余分な砕石を容易に取り除くことができます。特別な配慮は必要なく、後の基礎工事の施工性も良くなります。
このように、竹田工務店では、循環型社会を目指して、未来に負債を残さない持続可能な工法を日々模索し、改良に努めています。
まだ全てがそのようになっているという状態ではありませんが、日々勉強し、一つ一つ問題点を解決し、オーナー様にも社会に対しても未来に対してもより良き建物になるよう努めて参ります。
明石・神戸・加古川近郊で木の家の注文住宅
リフォーム・リノベーションのご相談は
↓ 明石の竹田工務店まで )^o^( ↓