【ブログ】キッチンカウンターを杉積層材で大工が造る

【ブログ】キッチンカウンターを杉積層材で大工が造る

キッチンのカウンターを大工が造っています。

 

杉の積層材を使います。

 

杉の特長は丸太の中心から取れる赤身と丸太の外側から取れる白太の色の差がはっきりしていること。

それを積層材としてつなぎ合わせると赤白(源平という)ストライプができて国産の美しい加工材となります。今回はその杉の積層材を中心にデザインしました。

 

システムキッチンを設置する予定である場所にコの字型に囲うように設置していきます。

こうすることにより、アイランドキッチンとなり、キッチンの廻りをぐるぐると回れるようになり、使いやすい動線とキッチンからの見通しが良い配置計画となります。

 

ダイニング側は棚となります。棚は可動棚です。A4サイズの本が入る寸法としています。

かなりの物が収納できます。

 

棚の扉を同じ杉積層材で造ります。縦ストライプの美しい内観となります。縦のストライプのため、扉のつなぎ目も目立たなくなり、一枚の腰壁のように見えます。とってもつけず、扉の上に手がかり加工します。

 

完成です。

 

カウンターは同じ杉積層材で統一しています。杉は柔らかいのでカウンターのみウレタン塗装して表面を固くしています。他の部分は自然由来の密蝋ワックス仕上げとしています。

 

キッチンの横はゴミ箱置き場となります。

 

分別できるよう左右に設けています。ゴミ箱置き場は必ず必要になりますので、置き場を必ず考えておきます。そうしないと雑然としたキッチンとなってしまいます。

 

ゴミ箱置き場の上は

 

引出しとなっています。無駄な場所はありません。

 

キッチンの奥はパントリーと勝手口になります。直ぐにゴミを出せ、外にもゴミ置き場があります。

 

こちら側の奥はトイレ、洗面、洗濯、家族収納となります。

左は畳の間を通して物干しデッキがあります。

家事の頻度が多いところは固めてぐるぐる回れる回遊動線とし、家事がしやすいようにしています(家事楽)。

 

ダイニング側の扉を全開しました。小物をかなり収納できます。子ども達が学校で使う物もお母さんの近くに直ぐに収納できます。

 

キッチンはクリナップ製です。

このように使いやすく品質の良いシステムキッチンとオーダーメイドのカウンターを組み合わせる事により、その家の人だけのオリジナルキッチンとなります。既製品を上手に使うことにより、コストを抑えることができます。

 

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