大きな吹抜がある大屋根の家 上棟(神戸市西区 木の家注文住宅新築)

大きな吹抜がある大屋根の家 上棟(神戸市西区 木の家注文住宅新築)

弊社で土地探しからお手伝いさせて頂きました家が遂に上棟となりました。このお客様は御新規の方でありましたが、竹田工務店の事が気に入って下さり、土地が見つかるまで4年もの長い間待って頂いたお客様です。実に有り難い事です。

 

さて、この家は一枚屋根の瓦葺きの大屋根で全体を覆う事が特長的な外観であるので、勝手ながら、仮に大きな吹抜がある大屋根の家と名付けています。

 

上棟に先立ち、基礎の上に土台、大引きという床の木を設置します。

まず、1階の柱を立てていきます。

胴差し、梁等の横架材を組んで行きます。横架材とは柱の上を繋ぐ構造材のことです。

2階の床を組んで行きます。

こけ起こし(写真の斜めの長い道具)で建物の傾きを調整して、仮筋交いという板を柱、横架材に釘で固定する事により、建物を垂直にしていきます。

同時に、金物で部材同士が離れないようしっかりと固定します。

2階の床板を設置していきます。床板に24mm厚のムクボードを採用しています。一般的には厚手の合板を採用される場合が多いですが、合板は接着剤の固まりになり、湿気調整に乏しく、シックハウスの元となる有害物質を発生しますので、内部ではできる限り使わないようにしています。ムクボードは無垢の国産杉板を側面だけつなぎ合わせたものですので、木の特性を失わない材料ですので床板に採用しています。

2階の柱を立て、梁・桁等の横架材を組んでいきます。

梁の上に小屋束を立てていきます。

小屋束の上に母屋という横架材を設置します。大きな吹抜があり、吹抜に梁がないので、通常よりもかなり大きい母屋となっています。

棟木を設置します。棟木とは母屋の一番高い木の事です。骨組みで一番高いところの木が棟木ですので、これを設置する事が上棟といいます。

作業場で予め組んでいた屋根の跳ね出し部分を設置します。

母屋の上に垂木を設置します。

         

屋根の板(野地板)を張ります。

上棟飾りである、塀串を作成します。裏面は施工者の弊社が墨を入れます。

表面はご家族立会いの下でお施主様に墨を入れていただきます。良い記念になります。

屋根の防水シートである、ゴムアスルーフィングを敷きます。

屋根に上等飾りの幣串を立て、上棟式を執り行います。

屋根の四方に酒、塩、洗い米を撒き、清めます。

二礼二拍手一礼して

「せんざいとう~。まんざいとう~。えいえいとう~。」棟梁の掛け声に合わせ玄能という金槌で屋根を叩き、これからの工事の安全祈願と、千年も万年も末永くという願いを込めて祈祷します。

1階でお施主様のご家族、本日の工事関係者を集め、なおらいを行います。

ご挨拶の後、乾杯します。

お施主様から、大工にご祝儀を頂きました。ありがとうございます!!

無事上棟がすみました

 

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